THE HYBRID WOLF 〜詞集〜
曲名『GHOST』
作詞作曲/藤田康平
編曲/THE HYBRID WOLF
ひとりきり泣いていた君は痛みをただ堪えてて
そんな君を抱きしめることすら僕にはもうできない
目を失ったわけじゃないし 耳もここについてるのに
どうして光や音や君の姿が遠ざかってゆくの?
嗚呼 答えはいつも残酷にふたりを裂いて
もう戻れないあの日々に今 闇が重なり眠りにつくよ
夢で逢えたら 命の灯火
消えないようにそっと包んであげる
だから繋いだ手は離さないでいて
いつかまたふたりで笑える日まで
GHOST
いくつか季節を越え君は痛みはもう癒えていて
そんな君の心には僕の姿はもう見えない
嗚呼 世界はいつも音も立てずただ廻ってて
悲しいくらい時の流れは僕だけ残し君を連れ去ってく
見えない明日 光の方へ
君を追いかける足はもうないから
君の中の僕が死のうとも
僕の中で君は生き続ける
もしも願いが一つ叶うなら
もう一度だけ君を抱きしめたい
夢で逢えたら 命の灯火
消えないようにそっと包んであげる
だから繋いだ手は離さないでいて
いつかまたふたりで笑える日まで
見えない明日 光の方へ
君を追いかける足はもうないから
君の中の僕が死のうとも
僕の中で君は生き続ける
いつかまたふたりで笑える日まで
GHOST
曲名『Bad Child』
作詞作曲/藤田康平
編曲/THE HYBRID WOLF
夕方の五時にね 揺れる影法師
良い子は揃って家路についてる
誰もいなくなった 静かな公園で
悪い子がふたり 息を潜めてる
震える身体抱き寄せて 男は優しく包んだ
覚えたばかりの愛撫で君の身体愛させて
嗚呼 今夜だけ ひとつの身体になって
眠らせてくれ ふたりはもう夢の中
夜風が吹く頃 踊る花草木
濡れた雑誌の上 香る血の匂い
何もかも捨て去り残るのは後悔
痛みが消えるまで繋がっていて
狂った笑顔噛み締めて 女はナニを受け入れた?
乱れた髪 愛のダンス あなたを奥で感じさせて
嗚呼 戻れない 綺麗に見えたあの景色
もう今ではふたりだけの秘密の場所
嗚呼 今夜だけ ひとつの身体になって
眠らせてくれ ふたりはもう夢の中
夕方の五時にね 揺れる影法師
良い子もいつかは悪い子になるよ
曲名『ReBorn』
作詞作曲/藤田康平
編曲/THE HYBRID WOLF
黄泉の世界へ放たれた光 鼻と口を押さえ
遠い空から聞こえる悲鳴に相槌を打った 息苦しい 酸素をおくれ
辿り着いた場所一面は闇 影さえ死んでる
百から零へと変わり果てた己の亡骸は 息もせず ただ俯いていた
還ろうか...君の処まで
腐りきった両手切り落として自由を奪って
最初で最後の子守唄を乱暴に歌った 生きていたい 死ねる時まで
還ろうか...
誰かが僕を呼ぶ声が聞こえた
今すぐに還ろうか 君の処まで
曲名『OVERACT』
作詞作曲/藤田康平
編曲/THE HYBRID WOLF
生ぬるい愛情に浸かりすぎて逆上せてしまったか
多少のすれ違いでいちいち病んだふりしちゃってさ
偽物の傷つけては晒してさ
「痛い痛い 助けてくれ」
映画俳優気取りか つまんねぇ
どのツラさげてんだ 汚ねえ嘘の涙
どんだけなハイカラなストーリー
思い浮かべてんだ お前は所詮パンピライフ
頑丈に頑丈に創り上げた関係性が
音を立て崩れ行く 破片が飛んで
身体を痛みつける
本物の痛み感じてみろよ
声も出ないほど苦しいだろ?
汚物と化したふたりの思い出も
大切に胸の中
もう修復不可能なほど壊れてしまった
永遠の恋だの愛だのと謳った奴ら
息しているか?大袈裟なアクションで
映画俳優気取りか つまんねぇ
どのツラさげてんだ 汚ねえ嘘の涙
どんだけなハイカラなストーリー
思い浮かべてんだ お前は所詮パンピライフ
曲名『追憶』
作詞作曲/前田裕太
編曲/THE HYBRID WOLF
いつも見てた 瞳に映る左手
今はもう陽炎の向こう側
いつも聞いてた 包み込むような声も
今はもう微かな残響音だけ
古びた歩道橋の上から見えるよ
いつかの公園が
抱いてた残り火がまだ一人歩きしてる
いつの間にか 声にすらできないほど
胸の奥 ボロボロになってたんだね
涙ひとつ 流さないあなたが
見せたのは 一筋の光る雫
白い部屋の中 あなたは笑ってた
そういつも通りに
乾いたその左手ずっと握っていたのに
古びた歩道橋の上から見えるよ
今日までの足跡
抱いてた残り火が今 静かに歩き出す
曲名『Truth...』
作詞・作曲/藤田康平
編曲/THE HYBRID WOLF
世界で一番綺麗な花 それは名もなき花
汚れた水与えても 枯れることはないさ
この瞳に映る君の姿 それは幻なのか
汚れた手で触れても 消えることはないか?
神様だけ知っている 世界の終わり
伸ばした手 届かなくて 悔やんだって何も起きない
「ここにいる」って声が枯れるまで叫べ
闇を裂いた あの唄は 僕ひとりじゃもう歌えない
心の奥にいつでも君がいる
赤く傷だらけの君のその手 それは誰かのため
それとも自分のため傷ついてるのか?
神様だけ知っている 本当の理由
掴んだ手 離さないで 憂いだって何も起きない
明日を生きる気力があるなら叫べ
光が差した 向こう側には もう二度と辿り着けない
心の中がいつしか淀んでく
神様だけ知っている いや僕だけ知っている
伸ばした手 届かなくて 悔やんだって何も起きない
「ここにいる」って声が枯れるまで叫べ
掴んだ手 離さないで 憂いだって何も起きない
「君が好き」って声が枯れるまで歌え
闇を裂いて 光が差して 目を開いてもう迷わない
僕はひとりじゃない君がいる
心の奥にいつでも君がいる